ユウイチ
こんにちは、ユウイチです。
株式投資歴7年目。今まで本ブログで35社以上のファンダメンタルズ分析を行ってきました。
今回は「HOYA(7741)」の銘柄について解説していきたいと思います。
🔽HOYA (7741)まとめ
・HOYAの株価はやや割高感あり
・長期的には株価上昇が見込める
・世界シェア№1の製品が多数有り
・海外売上比率は70%以上
・利益率は20%超
・配当性向30%程度で推移
✔【 本記事の内容 】
- HOYAの株価はなぜ高いのか。
- HOYAの特徴・強みは何か。
- HOYAの今後について。
目次
株価情報
▼2021年5月9日のデータです。
- 株価:13,145円
- PER:-倍
- PBR:7.05倍
- 配当利回り:-%
- 時価総額:4兆9,009億円
- 業種:精密機器
- 東証一部
2022年3月期の業績が非開示のため、PER・配当利回りは「-」です。
HOYA(ホーヤ)とは?
HOYA株式会社(ホーヤ、HOYA Corporation)は、日本の光学機器・ガラスメーカー。
三水会・みどり会の会員企業であり三和グループに属しているが、ペンタックスを合併してからは第一勧銀グループにも属している。
社名は、創業の地である東京都保谷市(ほうやし、現 西東京市)に由来する。
創業時の社屋は現存せず、本社は新宿区中落合を経て西新宿に移転している。
(出典:Wikipedia)
HOYAは日本の光学機器・ガラスメーカーで、BtoB・BtoCそれぞれに向けてビジネスを展開しています。
主力事業セグメントは下記の2つになります。
ライフケア事業
メガネレンズ
メガネレンズの研究開発・製造・販売を行っています。
ユーザーへの販売はメガネの小売店(メガネスーパーや愛眼など)が行っています。
HOYAのメガネレンズは世界シェアは№2を獲得しています。
コンタクトレンズ
(出典:HOYAホームページ)
コンタクトレンズ専門小売店「アイシティ」を日本国内において展開しています。
HOYAはコンタクトレンズ小売にて国内シェア№1を獲得しています。
メディカル関連製品
医療用内視鏡、白内障手術用眼内レンズの研究開発・製造・販売を行っています。
HOYAは医療内視鏡で世界シェア2位、白内障手術用眼内レンズで国内シェア№1を獲得しています。
情報・通信事業
半導体製造用マスクブランクス
半導体製造用マスクブランクスの研究開発・製造・販売を行っています。
半導体製造用マスクブランクスは、半導体の製造工程において必要不可欠な部品になります。
HOYAの半導体製造用マスクブランクスは世界シェア№1を獲得しています。
FPD製造用フォトマスク
LCDやOLEDなどFPDの製造に用いるフォトマスクの研究開発・製造・販売を行っています。
FPD製造用フォトマスクは、TV、スマートフォン、ノートPCなど向けのFPD製造時に必要不可欠な部品になります。
HOYAは液晶パネル用フォトマスクで世界シェア№1を獲得しています。
HDD用ガラス基板
HDD用ガラス基板の研究開発・製造・販売を行っています。
HDDはノートPCやサーバーの記録媒体として使われています。
HOYAはHDD用ガラスディスクで世界シェア№1を獲得しています。
映像関連製品
各種カメラ用の光学ガラス材料と光学レンズの研究開発・製造・販売を行っています。
HOYAは光学レンズで世界シェア№1を獲得しています。
HOYAの特徴や強み【株価が高い理由を分析】
競争力が高い製品を多数保有
HOYAは世界・国内シェアトップクラスの製品を多数保有しています。
HOYAは競争力が高いことから、全体の利益率は20%を超えており、稼ぐ力がある企業と言えます。
ライフケア事業
- メガネレンズ:世界シェア№2
- コンタクトレンズ小売:国内シェア№1
- 医療用内視鏡:世界シェア№2
- 白内障手術用眼内レンズ:国内シェア№1
情報・通信事業
- 半導体製造用マスクブランクス:世界シェア№1
- 液晶パネル用フォトマスク:世界シェア№1
- HDD用ガラスディスク:世界シェア№1
- 光学レンズ:世界シェア№1
海外売上高比率が70%超
(出典:HOYA 2020会社案内)
HOYAの海外の売上高比率は全売上の72%を占めており、従業員の約90%が外国人というグローバル企業です。
一般人にあまり馴染みがないHOYAですが、日本を代表する企業の1つです。
株価推移
🔽 週足チャート
(出典:かぶたん)
5月9日現在は、株価13,145円です。
株価は2020年3月のコロナ前を超えて、順調に右肩上がりで推移しています。
情報・通信事業の半導体ブランクスなどが好調で業績を伸ばしています。
株価は上がりすぎか?
2022年3月期の通期業績は非開示のため、2021年3月期の業績で考えてみます。
2021年3月期の修正1株益(EPS)は335.8円でした。
EPS335.8円を基にPERを計算すると、HAYAのPERは39倍になります。
日経平均の平均PERは20倍ですので、PERの指標ではHOYAはやや割高感があります。
しかし、HOYAの製品である「レンズ」や「半導体関連部品」はこれからも需要が見込める分野であるため、一時的に株価が下がったとしても、今後売上が成長すれば、株価上昇の余地は十分にあります。
通期業績
(出典:かぶたん 金額:百万円 前年同期比:%)
2021年3月期の業績は好調で、経常益・最終益については、過去最高を記録しています。
2022年3月期予想は、現時点(5月9日)では非開示となっています。
配当金の推移
年間配当金の推移
- 2018年3月:75円
- 2019年3月:90円
- 2020年3月:90円
- 2021年3月:90円
- 2022年3月:-円
2022年3月期の配当金額は未定の為、「-」です。
直近4年の配当性向は30%前後で推移しています。
財務状況
(出典:かぶたん)
自己資本比率40%以上あれば、倒産しにくいと言われていますが、HOYAは自己資本比率80.6%なので、財務状況は全く問題ありません。
ユウイチ
まとめ
HOYAは堅実な企業!
- HOYAの株価はやや割高感あり
- 長期的には株価上昇が見込める
- 世界シェア№1の製品が多数有り
- 海外売上比率は70%以上
- 利益率は20%超
- 配当性向30%程度で推移
手堅く投資をするなら、HOYAは打ってつけの銘柄ですね。
HOYAの製品である「レンズ」や「半導体関連部品」はこれからも需要が見込める分野であるため、中長期的に株価上昇は期待できます。
世界進出している日本を代表する企業ですので、今後の活躍にも期待です!
以上! ※投資の判断は自己責任になります。
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