株の買い時と売り時に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
成長株投資は、特に買いと売りのタイミングは重要です。
「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言があります。この格言は買い時と売り時について考える上で多くの学びがあります。
株の買い時と売り時に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
▼記事内では、以下のことを紹介します。
「頭と尻尾はくれてやれ の意味・学び」
「相場格言から考える買い時と売り時」
1.格言の意味・学び
相場格言の「頭と尻尾はくれてやれ」の「頭」と「尻尾」は下記を指します。
「頭」…株価の最安値(底値)
「尻尾」…株価の最高値(天井)
この格言は、買うときも、売るときも上下は少し残して、真ん中を頂きましょうという考えです。
「頭=底値」と「尻尾=天井」はどこであるかは、過去のチャートを見た場合は誰でも分かります。
しかし、日々の取引の中で見極めるのは非常に困難ですよね。
そして「頭」と「尻尾」を追い求めるがあまり、買い時や売り時を逃してしまうのです。
かくいう私も100万以上の含み益の時、「まだまだ天井は上だ!」と考えてホールドしていたことがあります。
そしていつの間にか、100万の含み損にまでずるずると下落してしまいました…
その時は本当にショックでした。
そういった機会損失をなくすために、始めから「頭」と「尻尾」はくれてやることを意識することが大切になります。
「頭」と「尻尾」は必要経費と考えることができれば、天井や底値にこだわらず、利益を上げることができるようになってきます。
2.買い時と売り時はいつ?
「頭と尻尾はくれてやれ」の格言から、買い時と売り時を探ってみましょう。
「買い時はいつか?」
下げの途中で「底」だと思って買うのではなく、一旦底打ちを待ちましょう。
底打ち確認をして、戻ってきたところを買うのが下落に巻き込まれずに安全です。
「売り時はいつか?」
「天井」を予測するのは困難です。
「天井」を探るあまり、大きな暴落に巻き込まれる危険性もあります。
売りタイミングは、上昇の途中でここ辺りが「天井」だろうと見切りをつけて売ってしまうことです。
売った後の値上がり分については、尻尾はくれてやると割り切るほうが精神的にもいいです。
3.まとめ
「頭と尻尾はくれてやれ」は心にしっかり留めておきたい格言!
人間は欲深いので、「もっと利益を取るんだ!」と大きな利益を追い求めがちです。
利益を追い求めるがあまり、冷静に対処ができなくなり、ずるずると利確タイミングを逃してしまうこともよくあることです。
「頭」と「尻尾」は必要経費と考えて、ある程度の利益で満足することができれば、結果的に投資成績を向上させてくれます。
「頭と尻尾はくれてやれ」という格言から、自分の投資方法について、一度見直してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。