「株を塩漬けにして、長期保有してしまっているな…。塩漬けをしない方法について知りたいな」
こんな疑問についてお答えします。
▼記事内では、以下のことを紹介します
「塩漬けのデメリットについて」
「塩漬けをしない5つのコツ」
「塩漬けが成功するケース【例外】」
この記事を書いている僕も、過去に塩漬けして、失敗してきました。
経験した失敗を分析したり、勉強をすることで、塩漬けをすることなく、正しく損切ができるようになりました。
そこで今回は「塩漬けをしない方法や注意点」などを解説していこうと思います。
1.塩漬けは成功しません
「購入した株が含み損になってしまった・・・このまま、塩漬けにして長期保有していたら、いつの間にか含み益になるかな?」と考えてはいませんか?
残念ながら、ほとんどの場合、塩漬けは成功とはなりません。
塩漬けには多くのリスクがあります。
塩漬けのデメリット
① 上昇の見込みがない株を保有し続けると、含み損が拡大する
② 塩漬けの株によって資金が拘束される
③ 精神的ストレスが増える
④ 資産を大きく減らし続けて、株式市場を退場となる
一番避けるべきは「株式市場からの退場」です。損切のタイミングを見誤ると、資産を大きく減らすリスクが高くなります。
次の項目では「塩漬けをしない5つのコツ」を紹介します。
2.塩漬けにしない5つのコツ
私が実践している「塩漬けしない5つのコツ」は下記です。
投資前
① 短期投資か中長期投資か決める
② 投資理由を明確にする
③ 利確、損切ラインを決める
投資後
③ 投資理由がなくなれば、利確・損切する
④ 利確、損切ラインに達したら利確・損切する
それぞれチェックをしていきましょう!
① 短期投資か中長期投資か決める
投資前の段階で、短期投資か中長期投資かを明確に決めましょう。
明確にすると、投資手法がブレなくなります。
② 投資理由を明確にする
株を購入するときには、投資を決断した理由が何かしらあるはずです。
投資理由の例
「新サービスがヒットしそう」
「今後も売上の成長が期待できる」
「営業利益率の改善されそう」など
そういった自分で考えた投資理由について、「言語化してメモする」ことをオススメします。
株を購入する前は、フラットな目線で物事を考えられているはずです。
冷静に考え抜いた投資理由は、自分の中で1つの大きな軸となります。
③ 利確、損切ラインを決める
決め方としては、株価の金額で決めるか、10%などのパーセントで決めるかの2パターンがあります。これは、自分がやりやすい方法で良いと思います。
利確・損切ラインの例
株価3,000円で利確する。
株価2,000円で損切する。
株価が15%以上上昇したら利確する。
株価が10%以上下落したら損切する。など
大切なことは、「利確と損切ラインを必ず決める」ことです。
株を購入するときは、「どれぐらい利益が出るだろう?」とついつい利益ばかりを考えがちです。
ですが、「どれぐらい損する場合もあるだろう?」といった、損することについても考えることが重要です。
④ 投資理由がなくなれば利確・損切を
これは、「②投資理由を明確にする」で設定した投資理由がなくなったのであれば、利確・損切しましょうという意味です。
投資理由がなくなる例
投資した理由が「高い売上成長率」だったとします。
決算発表にて売上の成長が、今後見込めないことが判明。
投資理由がなくなってしまったので、このタイミングで利確・損切する。
利確・損切のポイントは「機械的に行う」です。
感情面としては「きっと、また株価が上昇するかもしれない…」と都合よく考えたくなるものです。
ここは感情を押し殺して「機械的」に処理してしまいましょう。その方が精神的にも楽です。
⑤ 利確・損切のラインに達したら、利確・損切する
これは、「③利確、損切ラインを決める」で設定したラインが来たときに、利確・損切しましょうという意味です。
これも④と同じく、「機械的に行う」ことが大切です。
利確した後に株価が上昇することもよくありますが、「尻尾と頭はくれてやれ」の格言にもある通り、尻尾はどうぞくれてやりましょう。
人間は欲深い生きものです。
感情の暴走にはご注意を!
3.塩漬けが成功するケース
これまでは、「塩漬けをしない方法」について説明してきました。
読者としましては、「この項目は一体どういことなんだ!」と思う方も多いと思います (笑)
あくまで例外ケースとして、頭の片隅において頂ければと思います。
外的要因によって株価は下がったが、業績好調を維持している
外的要因とはコロナショックなどのケースになります。
コロナショック時の株式市場は、全面安となりました。
売られた株の中には、コロナ渦の影響をほとんど受けていない企業もありました。
コロナの影響を受けていないのであれば、投資理由はなくなっていないはずですね。
そういった株をもっている場合は、塩漬けをしたとしても復活して報われる可能性は高いです。
4.まとめ
繰り返しとなりますが「塩漬けにしない5つのコツ」は、下記の通りです。
投資前
① 短期投資か中長期投資か決める
② 投資理由を明確にする
③ 利確、損切ラインを決める
投資後
③ 投資理由がなくなれば、利確・損切する
④ 利確、損切ラインに達したら利確・損切する
もし塩漬けとなっている株がありましたら、上記を参考に投資方法について見直してみてはいかがでしょうか。
今回は以上になります。